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公演情報周知のお願い

 

この度2022年10月10 日(月祝) 一宮市木曽川文化会館に於きまして、
新・手話朗読公演 2022『〜ドンが聞こえなかった人々より〜第二章 山ア榮子さんと生きる』を上演いたします。
公演会趣旨

 

公演会特設ページは以下よりご覧いただけます。
〜ドンが聞こえなかった人々より〜第二章

 

この手話朗読は2005年、戦後60年の年に初演、学校や手話サークル、戦争展など、
各種企画 における公演や講演を続けてきた作品です。

 

聴覚障害者の被爆体験を記録した写真集『ドンが聞こえなかった人々』(図書出版 文理閣)
この写真集との出会いは、戦争という過去の事実から目を背けていた私にとって衝撃でした。

 

手話通訳者たちが聴覚障害者からその体験を聞き取る過程では、
言葉にならない情景や心情を身振りや絵で表現したり、
時には共に現場を訪れて振り返る中で、
聞こえない方々が自らの失われた人生を取り戻すかのような作業を重ねてきました。

 

聞こえない方々の戦争・原爆の体験が広く伝わらないことの理由、
それは、「語らなかった」のではなく、
「語ることが出来なかった」ことによるものです。

 

上演にあたっては、写真集や体験記はもちろん、
私が以前勤めていた聴覚障害者施設での聞こえない方々との生活の中での体験や、
直接伺った戦争体験・懸命に生き抜いてきた苛酷な戦 中・戦後のお話などが、
大きな力となっています。

 

前回までは、体験記の中からお二人の体験を伝えてきましたが、
今回は、自らが語り部となり長年全国を飛び回り、
平和への願いを繋いでこられた山ア榮子さんの体験とその人生をお伝えします。

 

『戦争も原爆も、体験を語るのは、本人の言葉(手話や身振り)が何より一番伝わる...』

 

『戦争を体験していない私が伝えて良いのか? どこまで伝えられるのか?』

 

そう思いながら公演活動を続けて行く中、体いっぱいで語る山アさんの姿や、
「あなたが伝えて」と言ってくださる聞こえない方々の言葉が、
私の心の支えでもありました。

 

被爆者の高齢化問題を抱えるこの国の現実。
いつかではなく、今伝えなければならない...。

 

ならば出来る限り直接会ってその体験を見聞きし、
そこから得るものを私なりの方法で伝えようとした時、
山アさんは故郷の長崎を離れ、
兵庫県の特別養護老人ホーム・淡路ふくろうの郷に入所されていました。

 

『なぜ聞こえない人は当たり前のように生まれ育った愛しい故郷で暮らせないのだろうか?』

 

豊かなコミュニケーションや人間関係の中で、
笑顔で心穏やかに過ごせる施設の不足、
これは 現在も聴覚障害者の方々の多くが抱える問題です。

 

山アさんも例外ではなく...ふくろうの郷は、聞こえないたくさんの仲間や職員もおり、
様々な方面から一人の人として人生を支え、共に生き ることが出来る良い施設です。

 

でも、長年喜びや悲しみの染みついた愛しいふるさとへの想いを胸にしまいこんで生きるのは誰だって寂しいはずです。

 

現在、長崎では施設建設に向けての運動も展開されているところです。
私の故郷・愛知県も聴覚障害者専門の入所施設はなく、
こういった問題は各県ではなく、全体の問題として捉え、
考えていくべきことではないかと思っております。

 

そこで今回は、手話朗読公演の第二部・特別講演にて、現在山アさんが入所されている、
淡路 ふくろうの郷・前施設長で、ひょうご聴覚障害者福祉事業協会・理事長である大矢暹さんをお招きして、聴覚障害者の戦争や今後について講演していただきます。

 

山アさんが淡路の施設にいることを知り会いに行った時、
その笑顔にふれた時、『ひとりのために みんなが考え、動くこと、
それこそ平和への一歩ではないか?』という想いを強くしました。

 

微力ではありますが、今回の公演がその力になれたなら、
私のこの手が何かを語り繋ぐ手となること が出来たなら、、
その想いと願いを胸に、公演企画の準備を進めています。

 

つきましては、一人でも多くの方にこの公演を知っていただき、
観ていただきたいと思います。

 

お忙しい時期とは思いますが、
取材・公演情報の周知等につきまして何卒ご検討をいただきますよう、
宜しくお願い申し上げます。

 

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OWL ROAD~ことたま手話~代表 杉野 実奈
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